2013年10月18日星期五

DELL CPUファンの掃除・クリーニング

DELL CPUファンの音がうるさいというのは、一体型のパソコンやデスクトップのパソコンにはよくあるトラブルです。数年に一度はクリーニングしておくと、それだけで音が静かになるし再起動や電源が落ちるなどのトラブルを防ぐことが出来ます。
CPUファンの清掃・クリーニングは大きく3段階に分けることができると思います。個人個人のレベルや知識に応じて行うことができるわけです。
パソコンのカバーを外し、掃除機などで吸い取る
この方法は特に難しい分解等をせず、パソコンのカバーを外しゴミや埃がたまっているCPUファンあたりに掃除機をあて掃除するという方法。基盤やメモリー等に掃除機をあてないよう慎重にクリーニングします。

こんな感じで汚れているので、掃除機で可能な限り吸い取っていきます。

拡大するとこんな感じ。

CPUファンまで外して、掃除機などで吸い取る
次の方法がこれです。CPUファンが外しやすい、外しにくいなど程度の差はありますが、基本的にネジを4本抜くなどで、CPUファンは外すことができます。
この状態で掃除機などで吸い取ります。

CPUファンを取り外しているので、それなりにきれいにクリーニングすることができます。

CPUファンやカバーなど。

使用する便利なウェットティッシュなど。

クリーニング前とクリーニング後。

カバーなどもきれいにして再度CPUファンと一緒に元通りに取り付けます。。ここまでクリーニングするのが一般的な対処法です。

ヒートシンクを取り外して、掃除する(完全クリーニング)
ソケットからヒートシンクを取り外し、ヒートシンクも分解してクリーニングします。

ヒートシンクとCPUに付着している古いグリスは乾燥していることが多いので、きれいにふき取り、グリスを塗り直します

再度元通りに取り付けていきます。

この完全バージョンはある程度CPUソケットの外し方が理解できれば、難しいものではありません。ただCPUソケットにもいくつか種類があったり、グリスが乾燥してCPUとヒートシンクがくっついて外せなかったりと、いろんな事も起こり得ますので注意して行うといいかと思います。

まとめ

さて今回、DELL CPUファンの掃除・クリーニング方法を3通り紹介しました。そのパソコンのCPUファンの形状や汚れ具合などで、どの方法で行うかは違ってくると思います。基本的には掃除機で吸い取るだけでもかなりの効果は期待できますので、パソコンの音がうるさい、CPUファンの音がうるさいという時は、まず試してみるといいかと思います。

LENOVO CPUファンの取り外し

最も埃が集まりやすいCPUファン
LENOVO CPUファンのところには埃やゴミがたまりやすいのですが、そのまま使用していると音がうるさい、電源が落ちるなどのトラブルが起きることもあります。掃除・クリーニングしたいけど、どうしたらいいの?というのがあるかもしれません。ここではCPUファンを取り外す方法を解説しています。
基本的な構造を知る
パソコンというのは、意外とシンプルな構造になっていることがあります。形やデザインが違ったとしても、基本的な構造は変わらないのです。CPUを冷却しているのが CPUクーラーという部品です。CPUクーラーは、金属製のヒートシンクとCPUファンの2つの部品から成り立っています。このことが理解できていれば、CPUファンは基本的に取り外すことができるということが分かってきます。

パソコンに取り付けてあるCPUクーラー。CPUで発生した熱がすぐに逃げるようにヒートシンクはアルミ製や銅製になっています。そしてCPUファンから風を送ることで冷却しています。

パソコンから取り外したCPUクーラー。

このようにCPUクーラーはヒートシンクとファンの部分で成り立っています。通常はこの2つは分離できるようになっています。
いろいろなCPUクーラー
CPUクーラーには、いろいろなものがあります。形やデザインが異なるわけです。しかし基本的な構造は同じなので、取り外しはできるようになっています。ここではいくつかのCPUクーラーとCPUファンの取り外し方法を紹介しています。分かりやすいようにCPUクーラーはマザーボードから取り外しています。

上の写真にもある一般的なCPUクーラー。4箇所ネジで固定されているタイプ。

プラスドライバーでネジを外していきます。

CPUファンを取り外すことができます。

このCPUクーラーはどうでしょうか?これもよく見るとファンの内側にネジで固定されています。4箇所です。

ドライバーでネジを取り外します。

CPUファンを取り外すことができます。

次はこちらのCPUクーラー。

ネジではなくピンで固定されています。

爪がかかっているのでマイナスドライバーなどで解除してきます。取り外しはやや難しいタイプです。

CPUファンを取り外すことができます。

このようにCPUクーラーというのは、基本的にどんなパソコンでもLENOVO CPUファンの取り外しはできるようになっています。
ただメーカー製パソコンの場合は、形やデザインが特殊であったり、ケースを開けただけではCPUクーラーがどこになるのか分からないということが多いだけです。

2013年10月11日星期五

ACER 5350 ファン異音-分解清掃した

Acerの電源を入れると通常に起動するのですが、使用中に異音がするそうでして、お預かりして異音がするか現状調査いたしました。
起動してからしばらくすると異音が
症状を確認できたので、分解していきます。このタイプはパソコンをひっくり返すと裏からACER 5350 ファンが見えるのですが、取り出そうとしても、蓋やネジがないので下記のように、ばらさないとCPUファンは取り出せません。
裏のネジを全て外し、キーボードを取外し→スーパーマルチドライブを取外し、上部カバーを取外し、やっとこさこの状態までになります。
Acer から取り外した目的のCPUファンです。CPUとGPUを冷却する目的でつくられているので、当然と言えば当然かもしれないのですが、真冬には触りたくないぐらい部品が冷たいんです。
熱を吸収してCPUファンが回転して熱を逃がす仕組みになっております。分解してACER 5350 ファングリスを塗る準備をします。
結構埃がこびりついております。羽の一枚一枚掃除した後に軸にグリスを塗り込みます。
本体に組み込んでしまうと、CPUファンが回転しているか見えない(見えづらい)のでVAIOを仮組の状態で電源を入れて確認します。この状態の時には、 キーボードもマウスもハードディスクも抜いている状態なので、操作は一切できませんが、目的はCPUファンの回転を見るためなのでこれでいいのです。
写真でCPUファンが回転しているのが分りますでしょうか?
見事回転しております。
あとは組立後、清掃してもう一度起動させて異常が無いか各部チェックして完了です。今回はACER 5350 ファンの グリスアップで復活しましたが、時によって回転すらせず部品交換になる場合も御座います。CPUファンが回転しないと熱暴走を引き起こし、重要なCPUを 傷めてしまうことがあります。CPUを傷めた場合の修理費用は高額になりますので、今回のように早めの対応が大切です。

LENOVO V450ファンから異音が発生した時の対処方法

Lenovo V450 ファンの故障修理は、ノートPCとデスクトップでは全く異なります。  デスクトップPCの場合には、メーカー・自作を問わず単純にCPUに合うファンを購入して取り付けるだけで完了しますし、CPUに合う(マザーボードに合う)ファンは何種類もあります。
その様な理由から、基本的にノートPCのCPUファンが故障した場合には、「メーカーに修理に出す」 「諦めて新しいPCを購入する」以外 選択肢は無い様です。 だが、色々な理由で「メーカーに修理に出す」事が出来ない場合には ”自分で修理する” 以外に方法はありません。
以下、「CPUファンから異音が発生した場合、基本的には”ファンの交換”をしなければ直らない」 という事を前提にしての対処方法です。
メーカーや機種によって全く違いますが、カバーを外すと以下の様なCPUファンが見えます。
ファン周囲の金属製のカバーが、CPUからの放熱経路に溶接された様になっているので、取り外す事が出来ません。 この金属製のカバーがネジ止め等になっていて取り外しが可能ならば、ファンの構造上 スッポリと抜き取る事ができるので綺麗に掃除した後でグリス等を塗り付け、ほぼ完璧な補修が可能なのですが、残念ながら不可能です。 (但し、ファンと一体型になった放熱部分ごと取り外す事は可能な様でしたが、カバー部分を外せない事には変わりありません)

本来ならば、綺麗に掃除をしてグリス等を塗り付けるのですが、で判る様に不可能ですので、ファン本体の裏側の ”軸” 部分にスプレー式のオイルを噴き付けます。 (ベタベタする様なオイルでは後々困った事になりますので、サビ落としも出来るという潤滑オイルを使う事にしました)
事に及ぶ前に必ずエアースプレーで綺麗にゴミを吹き飛ばし、汚れを拭き取ってから行います。スプレーで吹き付ける際には、CPUや他の部品に掛からない様に細心の注意が必要です。一度に多量のオイルを吹きつけず、ファンを手で回しながら数回に分けて噴き付ける方がベターです。その後、一度PC本体を簡単に組み立て、Windwosを起動して、本体の排熱口を下に向けて傾け、
CPU側にが流れ込まない様にして様子を見ます。これで音が静かになる事も多い様ですが、運悪く直らない場合には 「最終手段」 にうって出ます。
ファン部を取り外すか、マザーボードとファン周囲のネジを全て外し、ファン部分を持ち上げて ”排熱口” にのノズルを押し付け大量に噴き付けます。
どこかがオイルでショートしてしまう事を覚悟して、PCを組み立て本体を排熱口(放熱口)側に傾けたままWindowsを起動してLenovo V450 ファンを回します。 当然ですが、排熱口からオイルが滴り落ちます。 暫く回してからWindowsを終了させ、もう一度くらい 同じ事を繰り返します。 それから再び終了させ、周囲に飛び散ったオイルを綿棒等で綺麗に丁寧に拭き取れば終了です。
これでも静かにならない場合には、組み立てた後にWindowsを起動したまま(ファンを回したまま)PC本体を前後左右(回転も含む)に動かしてみて下さい。これ以上はする事がありません。  成功する可能性は多分、カバーが外せれば80%位で、外せない場合は、30%位だと思います。